小児矯正の費用はいくら?治療内容ごとの費用目安と注意点

✅ こんなお悩みはありませんか?

  • 子どもの歯並びが気になるけれど、矯正はいくらかかるのか見当もつかない
  • 「小児矯正は高い」と聞くが、実際の相場を知りたい
  • ワイヤーとマウスピースで費用はどう違うのか分からない
  • 保険が使えるケースがあると聞いたが、うちの子は対象になるのか気になる
  • 医療費控除を活用できるのかどうか確認したい

1つでも当てはまる方は、ぜひこの記事をご一読ください。

「矯正はお金がかかりそう…」と感じて、相談を先送りにしているご家庭は少なくありません。私自身、日々の診療のなかで「費用が心配で、なかなか踏み出せなかった」とおっしゃる保護者の方と多くお会いします。

小児矯正の費用は、治療の種類・装置・お子さまの歯並びの状態によって大きく異なります。そのため「平均いくら」という一言では語れないのですが、きちんと内訳を理解しておくと、比較検討や資金計画が格段にしやすくなります。

この記事では、小児矯正の費用相場を治療内容・装置ごとに整理し、保険適用の条件や医療費控除の活用法、費用を抑えるポイントまでまとめました。「うちの子にどのくらいかかりそうか」の目安をつかんでいただけるよう、できるだけ具体的に解説しています。

小児矯正とはどのような治療か

小児矯正とは、お子さまの成長期(おおむね6〜12歳ごろ)を利用して、顎の骨の発育を誘導しながら歯並びや噛み合わせを整える治療です。大人の矯正と大きく異なるのは、「骨の成長」を積極的に活かせるという点です。
子どもの顎はまだ成長途上にあるため、適切な時期に矯正力を加えることで、将来的に抜歯が必要になるリスクを下げたり、顔のバランスを整えたりすることが期待できます。ただし、治療の効果は一人ひとりの歯並びの状態・成長の速度によって異なりますので、まずは歯科医師に相談し、お子さまに適した方針を確認することが重要です。
また、小児矯正はお子さまの心理的な負担も考慮した対応が求められます。当院では、初めての矯正相談でも緊張せずに来ていただけるよう、お子さまのペースに合わせた丁寧な説明を心がけています。

1期治療と2期治療の違い

小児矯正は「1期治療」と「2期治療」という2段階で行われることが多く、それぞれ費用が異なります。混乱しやすいポイントですので、しっかり確認しておきましょう。

1期治療(乳歯〜混合歯列期:6〜12歳ごろ)

乳歯と永久歯が混在している「混合歯列期」に行う治療です。顎の骨の成長を利用して、歯並びのスペースを確保したり、上下の噛み合わせを改善したりすることを主な目的とします。使用する装置は床矯正装置・拡大装置・フェイシャルマスクなどが代表的です。

2期治療(永久歯列期:12歳以降)

永久歯が生えそろった後に行う治療で、個々の歯の位置・角度を細かく整えます。ワイヤー矯正やマウスピース型矯正が主な選択肢です。1期治療をしっかり行った場合は、2期治療が短期間・低コストで済むことがあります。逆に、1期治療なしで2期治療のみを選択するケースもあります。

💡 ポイント
1期治療と2期治療は「セット」である必要はありません。お子さまの歯並びの状態によっては、1期治療のみで経過観察に移ることも、最初から2期治療を想定して計画を立てることもあります。担当の歯科医師とよく相談してください。
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小児矯正の治療内容について詳しく知りたい方へ

この記事では小児矯正の費用目安を中心に解説しています。治療を始める時期、使用する装置、1期治療・2期治療の考え方などを詳しく確認したい方は、当院の小児矯正ページもあわせてご覧ください。

治療内容・装置ごとの費用目安

治療装置ごとの費用目安

小児矯正の費用はほとんどの場合、自由診療(保険外)となります。以下の表は一般的な費用の目安をまとめたものです。医院・地域・症例の難易度によって差がありますので、あくまでも参考としてご覧ください。

治療内容・装置 保険適用 費用の目安
床矯正(取り外し式プレート)
※1期治療
原則 自由診療 15万〜40万円程度
顎顔面矯正(急速拡大法など)
※1期治療
原則 自由診療 20万〜50万円程度
ワイヤー矯正(ブラケット)
※2期治療
原則 自由診療 30万〜80万円程度
マウスピース型矯正
※2期治療または小児対応機種
原則 自由診療 30万〜80万円程度
1期+2期 トータル矯正 原則 自由診療 60万〜120万円程度
定期管理料・調整料(月次) 原則 自由診療 3,000〜10,000円程度/回
保定装置(リテーナー) 原則 自由診療 2万〜5万円程度
初診・精密検査料 原則 自由診療 5,000〜30,000円程度

※上記はあくまで目安です。お子さまの歯並びの状態・治療の難易度・使用する装置により費用は異なります。詳しくは診察時にご説明します。

床矯正(取り外し式プレート)の費用

取り外しができるプレート状の装置(床装置)を使い、歯列の幅を広げながらスペースを確保する治療です。装置の脱着が自分でできるため、食事や歯磨きのしやすさが利点です。費用は比較的リーズナブルで、片顎あたり15万〜40万円程度が目安となることが多いです。ただし、装着時間が短いと効果が出にくいため、お子さまの協力が治療成果に影響します。

ワイヤー矯正(ブラケット)の費用

歯にブラケットを接着し、ワイヤーで歯を動かすオーソドックスな装置です。複雑な歯並びにも対応しやすく、2期治療の主流といえます。費用は30万〜80万円程度が目安で、金属ブラケットよりも審美性の高いセラミックブラケット・白いワイヤーを選ぶと費用が上がることがあります。

マウスピース型矯正の費用

透明なマウスピースを段階的に交換しながら歯を動かします。目立ちにくく、取り外して食事・歯磨きができる点が特徴です。費用は30万〜80万円程度ですが、症例の難易度や使用するシステム(インビザライン・アソアライナーなど)によって差があります。なお、すべての歯並びに適用できるわけではないため、まず検査で適応の有無を確認することが重要です。

顎顔面矯正(急速拡大法など)の費用

上顎の正中口蓋縫合部に力をかけて顎を横方向に広げる治療です。鼻呼吸の改善・顔のバランス改善など、歯並び以外へのアプローチが期待できることがあります。当院でも対応しており、費用は20万〜50万円程度が目安です。

保険適用になるケースとは

小児矯正は原則として自由診療(保険外)ですが、以下のような一定の条件を満たす場合は、公的医療保険(健康保険)が適用されることがあります。

保険適用となる代表的なケース

  • 顎変形症(顎の骨格的なズレが大きい場合):外科的矯正治療(手術との併用)が必要と診断されたとき
  • 唇顎口蓋裂(口唇・口蓋に裂け目がある先天性の疾患)
  • 特定の先天性疾患に伴う歯並びの問題:ダウン症・鎖骨頭蓋骨異形成・ゴールデンハー症候群など、厚生労働省が定めた疾患が対象

一般的な「歯並びが悪い」「出っ歯・受け口が気になる」といった理由では保険適用にはなりません。「うちの子は保険が使えるのかな?」とお思いの方は、まずはご相談ください。適切な検査・診断のうえ、適応の有無をご説明します。

⚠️ 注意点
保険診療で矯正を行う場合、「保険医療機関の指定を受けた矯正歯科」で受診する必要があります。すべての歯科・矯正歯科が保険対応しているわけではありません。事前にご確認ください。

医療費控除で負担を軽減する方法

自由診療であっても、小児矯正の費用は「医療費控除」の対象となる場合があります。医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に、確定申告によって所得税・住民税の一部が還付される制度です。

医療費控除の主な条件(目安)

  • 1月1日〜12月31日の1年間に支払った医療費の合計が、10万円(または所得の5%)を超える場合
  • 「歯並びや噛み合わせの改善を目的とした矯正治療」として認められる場合(審美目的のみと判断された場合は対象外になることがあります)
  • 子どもの矯正は、保護者の医療費と合算して申告できます

矯正費用は高額になることも多いため、医療費控除を活用することで実質的な負担を軽くできる可能性があります。確定申告の際にはクリニックから発行する領収書が必要ですので、必ず保管しておいてください。詳しい控除額の計算は、税務署または税理士にご相談ください。

費用を抑えるための3つのポイント

費用を抑えるための3つのポイント

① 早期に相談・治療を始める

成長期の早い段階で矯正を始めると、顎の発育を利用した治療が行いやすく、1期治療のみで対応できるケースもあります。2期治療が不要、あるいは短期間で終わる可能性が上がるため、トータルコストを抑えられることがあります。「まだ早いかな」と思っても、まずは相談だけでも早めにされることをお勧めします。

② 総額制(トータルフィー)の料金体系を選ぶ

矯正の料金体系には「トータルフィー(総額制)」と「都度払い制」があります。トータルフィーは治療完了までの費用を最初に提示するため、途中で追加費用が生じにくく、総額の見通しが立てやすいメリットがあります。一方で都度払い制は初期費用が低く見えますが、調整料・再診料・保定装置代などが積み上がるケースもあります。見積もり時に「最終的に何円かかるか」を確認するようにしましょう。

③ 医療費控除・分割払いを活用する

前述の医療費控除を活用するほか、クリニックによっては分割払い・デンタルローンに対応している場合があります。当院でも費用についてのご相談は丁寧に対応していますので、お気軽にお声がけください。

矯正を始めるタイミングと費用の関係

「いつから始めるのがベストか」は保護者の方が最も気にされるポイントの一つです。一般的には以下のように考えられています。

年齢・時期 主な治療内容 費用傾向
5〜7歳ごろ
(乳歯列期〜混合歯列期初期)
顎のスペース確保・受け口・癖の改善など 比較的低コストで対応できるケースも
7〜10歳ごろ
(混合歯列期)
1期治療の主な対象。床矯正・拡大装置など 15万〜50万円程度が目安
12〜15歳ごろ
(永久歯列期)
2期治療:ワイヤー・マウスピースなど 30万〜80万円程度が目安
成長期全体(1期+2期) トータル矯正 60万〜120万円程度が目安

※上記は一般的な目安です。お子さまの状態によって最適なタイミングは異なります。

成長期を過ぎると骨の可塑性(形を変えやすい性質)が低下するため、骨格的なアプローチが難しくなります。気になるサインがあれば早めのご相談が結果的にはコストパフォーマンスも高くなることが多いです。

つくば市・研究学園エリアにお住まいの方、お車でお越しの場合は医院すぐ裏に13台分の駐車場をご用意しています。平日はもちろん土曜日も診療していますので、お仕事のある保護者の方にも通いやすい環境を整えています。

よくある質問

Q. 小児矯正は何歳から始めるのがよいですか?
一般的には6〜8歳ごろ、永久歯が生え始めた時期が1期治療の開始として多い時期です。ただし受け口(反対咬合)など骨格的な問題がある場合は、5〜6歳ごろから介入することもあります。「何歳から」という固定のルールはなく、お子さまの歯の状態・発育を確認してから最適な時期をご提案しています。
Q. 小児矯正は途中でやめることはできますか?その場合の費用は?
治療の途中で中断することは可能です。ただし途中でやめると歯並びが戻ってしまうリスクがあり、再開時には改めて費用が発生することがあります。トータルフィー制の場合は中断時の返金ルールがクリニックによって異なるため、治療開始前に確認しておくことをお勧めします。
Q. 矯正中は虫歯になりやすいですか?追加費用がかかりますか?
固定式の装置を使っている場合、装置の周りに汚れが溜まりやすく、虫歯・歯周炎のリスクが上がることがあります。虫歯の治療費は矯正費用とは別途かかりますので、矯正中の丁寧な歯磨きと定期的なプロフェッショナルクリーニングがとても重要です。当院では矯正中のメンテナンスについても丁寧にサポートしています。
Q. 医療費控除を受けるために必要な書類は何ですか?
確定申告の際には、クリニックが発行した領収書が必要です。年間分を保管しておき、確定申告時に「医療費控除の明細書」に記入します。マイナポータルで医療費情報を取得できる場合もありますが、歯科の自由診療分は自身での管理が必要なケースが多いです。詳細は税務署にご確認ください。
Q. 矯正が終わったあとにも通院は必要ですか?費用はかかりますか?
矯正治療後は「保定期間」として、後戻りを防ぐためのリテーナー(保定装置)を装着する期間があります。保定装置の費用(2万〜5万円程度)と定期観察の費用が別途かかる場合があります。保定期間をしっかり過ごすことが治療結果を長持ちさせる上でとても重要です。
Q. 分割払いはできますか?
クリニックによって対応が異なります。当院での支払い方法については、カウンセリング時にお気軽にご相談ください。

お子さまの歯並びが気になったら早めのご相談を

小児矯正の費用は、治療内容・使用する装置・1期・2期の組み合わせによって大きく幅があります。目安としては以下の通りです。

  • 1期治療のみ:15万〜50万円程度
  • 2期治療のみ:30万〜80万円程度
  • 1期+2期トータル:60万〜120万円程度

「高い」と感じる金額かもしれませんが、成長期にしかできない骨格へのアプローチや、将来的な抜歯リスクの低減を考えると、早期の相談には大きな意味があります。また医療費控除を活用することで、実質的な負担を軽くすることも可能です。

大切なのは、費用の数字だけで判断するのではなく、「お子さまに今どのような対応が必要か」をきちんと確認してから判断することです。

研究学園・つくば駅・万博記念公園・学園の森・春日・吾妻・みどりの・土浦方面など、つくば市内からお越しの方はぜひ一度、つくばホワイト歯科・矯正歯科へご相談ください。初診相談では、お子さまの歯並びの現状をていねいに確認し、治療の方針や費用についてわかりやすくご説明しています。「まだ治療を始めると決めたわけではない」という段階でも構いません。お子さまの将来の歯並びのために、気軽な一歩を踏み出してみてください。

千葉 真紀子
監修

千葉 真紀子(ちば まきこ)

医療法人社団 大葉会 つくばホワイト歯科・矯正歯科 理事長 / 歯科医師

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歯科治療において大切なのは、「削らない・抜かない・神経を残す」という考え方を軸に、患者さまお一人おひとりの口腔環境に寄り添うことだと考えています。予防を中心に、矯正・インプラント・小児歯科・口腔外科など幅広い分野に対応しながら、生涯にわたってお口の健康をサポートできるよう努めてまいります。

経歴

1998年3月 奥羽大学歯学部 卒業
東京医科歯科大学歯学部障害者歯科学講座 助手
東京医科歯科大学歯学部歯科麻酔科学講座 助手
高知医療センター口腔外科 勤務
自治医科大学麻酔科 シニアレジデント
鎌ヶ谷総合病院口腔外科 勤務
都内矯正専門開業医 勤務
宇都宮市内開業医にて訪問診療勤務
2013年4月 つくばホワイト歯科・矯正歯科 開院

資格・所属学会

日本歯周病学会 所属
日本成人矯正歯科学会 所属
日本臨床歯科補綴学会 所属
日本小児歯科学会 所属
日本睡眠学会 所属
AFD(The Academy of Future Dentistry)会員
J IDIA 顎顔面外科矯正認定医
インビザライン認定ドクター
POIインプラントコース 修了
PRGFアドバンスコース 修了
ストリークレーザー研修修了